田町駅から歩いて15分ほどの場所に気になる食堂を発見。
それが、港湾労働者第三宿泊所(むつみ荘)に併設する『芝浦食堂』です。
今回は長年、東京港で働く労働者のお腹を満たしてきた芝浦食堂の『職場めし』を堪能してきたので感想を書いていきます。
芝浦食堂のアクセス!湾口の夜景をみながら徒歩15分
芝浦食堂は田町駅芝浦口(東口)を出て駅から真正面の通りを進んだ方向にあります。
| 項目 | 芝浦食堂 |
|---|---|
| 営業時間 | 16:00〜20:00 |
| 定休日 | 土曜日、日曜日、祝日 |
| 電話番号 | TEL:03-3454-2609 |
| 住所 | 東京都港区海岸3-21-1 港湾労働者第三宿泊所1F |
| アクセス | JR田町駅 芝浦口(東口)徒歩15分 ゆりかもめ、芝浦ふ頭駅下車 徒歩3分 |
| 支払方法 | 現金可 カード不可 電子マネー可(交通系電子マネー(Suicaなど)、楽天Edy、iD) QRコード決済不可 |
| 席数・座席 | 70席 |
| 喫煙 | 全席禁煙 |
| 駐車場 | 有り(5台) |
| 予約 | 可 |
| 貸し切り | 可 |
| テイクアウト | あり |
| 公式SNS/ページ | 公式HP |
今回は田町駅から出発、田町駅の芝浦口を出てオフィス街を抜けると、

都会にある湾口特有の運河とマンションの組み合わせというアンバランスだけどロマンティックな夜景が並んでいます。

夏の茹だる様な暑さが終わり、秋口の涼しさに包まれ歩いているだけで気分が良いです。
そのまま、10分ほど海の方面に歩いていくと徐々に風景が変わってきて、倉庫と思われる無機的で巨大な建物がずらり。

ライトアップの感じもあるけど、不安な気持ちにさせる威圧感があります。
そのまま進むと右手に見えるのが今回の目的地である『港湾労働者第三宿泊所(むつみ荘)』。

カラフルなドアが怪しげな雰囲気を醸し出していますね。

この1階にお目当ての芝浦食堂があります。
近くに寄ってみると、、。

おぉ、おぉ!あったあった。
お目当ての芝浦食堂がありました。この港湾労働者第三宿泊所(むつみ荘)ですが、港湾労働者の福利厚生施設とのこと。
一般の方も宿泊できるのか気になりますが、調べた所、運営協会の賛助会員企業の従業員しか泊まれないそうです。
つまり、残念ながら一般人は宿泊ができないとのこと。

ただ、食堂は一般人も利用できるのでご安心を、なので港湾でバリバリ働く方の職場めしをガッツリ堪能していきましょう。
食堂の入り口はこちら

看板などはシンプルで素朴、学校の食堂感があり懐かしい気分になるなぁ〜。

ショーケースには食品サンプルや実物があり実際のメニューをイメージができ初見には嬉しい。
店内に入ると、本当にどこかの大学の学食という印象で、とうの昔に学校を卒業した僕にはノスタルジーを感じる風景。

19時前に伺った所、4組ぐらいのお客さんがいて、港湾で働いている方なのかな、若い人6名ぐらいが楽しそうに食事を楽しんでいます。

厨房では優しそうな男性2名の料理人が忙しそうに調理しています。
芝浦食堂のメニュー!皆大好きなラインナップがずらり
厨房の近くに券売機があり、ここで買って厨房の提供口でスタッフに渡すシステムです。

メニューラインナップは、さすが港湾労働者から愛される食堂という感じで、お刺身定食、とんかつ、からあげ、カツカレー、ラーメン、ポテトフライなど、皆大好きなオールスターが揃ってます。

それと、曜日によってお品書きが変わる日替わりメニューも存在するので、港湾で働いている方が毎日来ても飽きない様に工夫がされています。
日替わり定食800円に、カレーライスが700円と都心の個人店で食べるよりは、ちょっと安いという価格設定ですね。
何にしようか悩んだのですが、やはり海の近くに来たので海鮮かなと思い『今が旬』と書かれている『鰹のタタキ定食』を選びました。

『旬』という言葉に弱いんです。

ちなみに今回は『職場めし』を調査しに来ているということもあり白米は大盛りにしました。
それと、こんな物も売っていたので一本買いました。
それが瓶コーラ。

瓶コーラなんて何十年ぶりに飲むんだろ。栓抜きで開けて飲むタイプ。今の若い子達は栓抜き使った事ない子もいるのでしょうね。
食券を渡すと番号が記載されたプラスチックの引き換えプレートが貰えるので番号が呼ばれるまで席で待ちます。

どこで見たのか忘れちゃったけど、これも、なんだか懐かしいなぁ、、
芝浦食堂の「鰹のたたき定食」を堪能!刺身が新鮮で美味しい!
しばらく待っていると『36番の方〜』と呼ばれ、提供口に取りに行きます。
届いた鰹のタタキ定食がこちら↓

シンプルで華やかさはないものの、学食、食堂感のある内容で良い感じ。
ご飯もモリモリで、労働者の職場めしという印象でテンション上がります。
さっそく、お味噌汁から飲んでいきます。

ずずっと飲んでみると、魚のアラから取った深みのある出汁が出てて美味しい!学食や食堂のレベルを超えてます。
鯵(アジ)っぽい青魚独特な香りがする油が、深み、重層感のある旨味を演出してます。

いゃ〜このお味噌汁、DHA、EPAをビンビンに感じます、美味しいだけでなく身体まで健康になりそう!
このお味噌汁かなり旨いです!芝浦食堂を侮ってました。
ご飯は大盛りしたのもあり、丼に並々の量が入っています。多分一合ぐらいはありそう。

次はお待ちかね、メインの鰹のタタキを食べていきます。

綺麗なワインレッドのお刺身で、表面はこんがり焼き目が入っていて美味しそう!
腹身側と背中側に分かれて並べられています。
背中側の身から食べて行きます。

肉厚に切ってあるので食べ応えがあり、臭みも一切なく弾力、食感も新鮮そのもので実に美味しい!
カイワレ、生姜、ミョウガ、玉ねぎ、ニンジン、ニンニクと薬味がたっぷり用意されているのも嬉しい!

薬味と一緒に食べるとミョウガや生姜などの爽快感がプラスされ、よりさっぱりと食べられます。
自家製なのかな?添えられているぽん酢は、甘すぎず、しょっぱ過ぎないバランスが良いタレで、薬味との相性は抜群。
そしてこちらはお腹側の身で、脂が乗っていて表面がテカテカしています。

一口食べてみるとやはり脂がブリブリに乗っていて、豊かな旨味が口いっぱいに広がります。

秋の戻り鰹で脂が乗っているのでしょう。鰹の脂はコテコテしつこくないのが良いですよね。食べた後も胃に重たくないのもおじさんには嬉しい。
これなら港湾で1日中、体を動きしてきた方も大満足でしょう!
最後に絹ごしの豆腐を食べて口の中をさっぱりさせます。

瓶のコーラも一緒に楽しんで完食!
瓶で飲むコーラって缶で飲むのと違う味に感じるのですかね。通説として中身は同じだけど『瓶や缶で口当たりの違い』が味の感じ方の違いになっているというのが有力なんだとか。
うーん、、なんか分かるようでよく分かりませんね。
ご馳走様でした!!
今回、芝浦食堂に初めてきましたが、外観も内装も全てが学食感があり楽しかったです。それでいて料理はしっかり美味しいので大満足でした。

田町駅から芝浦食堂までは景色もよく散歩がてら向かうのもオススメです。海とビルと美味しい食事があり幸福度高い散歩でした。


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